昔から月の満ち欠けによって地球そして生物はその影響を受けて今日に至ってきました。潮の満ち引き、人の出産やサンゴの産卵など・・・そして、月は木にも関係しているのです。木と月の関係は、機能性や効率を追い求めた現代社会で忘れ去られようとしていましたが、古(いにしえ)の知恵を蘇らせたのはオーストリアのエルヴィン・トーマ。その著書「木とつきあう知恵」によって紹介されました。 木は月のリズムによってその生命活動を変化させており、最適な時期に伐採すると、デンプン質が少なく、腐りにくい、カビにくい、狂いにくいといった特性が得られ、色ツヤの良い、丈夫で良質な木材になります。実際、国宝「法隆寺」は新月伐採の木で建造されたという言い伝えもあるとか? 天竜T.S.ドライシステムでは、研究結果や新月伐採に賛同する方々のご協力により、2003年から、新月を過ぎ満月までの、月の満ちてゆく期間の伐採をやめました。(下図)これは体験的に新月伐採によって、虫害や腐りが少なくなったと感じます。
<抜粋:天竜T.S.ドライシステム協同組合HPより>
